売上はどれくらい残る?
こんにちは。
このブログは、飲食店経営者MOGUが、創業時のブログ「そうだ!お店をはじめよう」を振り返り「その通り!」とか「ちがーう!」などと突っ込みを入れながら、これから起業するあなたに、今ならこうする!をつぶやくブログです。
今日は、おそらくあなたが一番気になるであろう、お金のおはなしをします。
どうやって稼ぐ?の前に、売り上げに対する利益の現実について夢のない話しから始めます。
粗利、営業利益、経常利益、純利益、、なんだかよくわからない。ですよね。
なので、結局売り上げのうちどれくらい通帳に残るの?について言うと、
飲食店の場合、ずばり!売り上げの5%程度が一般的な数字です。
100万円売り上げたとしたら、たった5万円しか通帳に残らない。
100万円 × 0.05=5万円
売り上げから仕入れやお給料や家賃や水道光熱費なんかを引いたら、たった5%?
うそじゃ~!と思ったあなた。
私もそう思っていましたが、本当でした。((;^_^A
100万円を売り上げようと思ったらですよ、1000円のランチを1000回作らないと達成できないんだよね。間違ってない?1週間に6日営業するとしたら、1日あたり約41食。テーブルの数で割ってみて、回転数は何回転?お昼の1~2時間の間にそれだけ回転する?
考えただけでクタクタのヨレヨレです。
本当に割に合わないのが飲食店経営。
が!これから抜け出す方法はいくつかあります。
その1:自宅兼店舗にして家賃を0にする。
その2:家族経営にする。
その3:ランチタイムだけで勝負するなら完売とともに閉める。
その4:利幅の高いお酒、ドリンク系を増やす。
売り上げに関係なく出ていく家賃やスタッフに支払うお給料が5%になる大きな原因なんです。
ここから大切なことを言いますよ。
3日で家賃を稼げないと、利益は残りません。というのが通説。大体の目安。
どんな店を借りるのかを検討しているなら、その家賃を3日の売り上げでペイできるかを考えます。
30万円の家賃だとしたら、
30万円÷3日=1日の売り上げ10万円 これをクリアできればひとまずOK。
ざっくりと、頭の中で見積もりながらテナントを探してくださいね。
あとは、スタッフの数を減らすことができるように作業効率化を考えたり、家族に入ってもらったり。
なんだか夢のない話しをしましたけれど、
あなたが毎日手元に残る売り上げを最大にすることを経営の目的にするなら、固定費を減らすことをまず考えたらいいし、そうではなくずっと先の目標を達成するためにどうしてもその場所とスタッフ数の確保が必要であれば、作業効率化や商品の付加価値を上げることなどに着手するばいいです。
オープン当初から1年くらいは、「オープンの賑わい」で、売り上げは多いのが普通です。そのあとで焦ることのないように。
次回も、お金の話しは続きます。