前もって差別化できる商品を考えよう。
「この商品は、この店でなければ買えない。また来よう。」
間違って定休日に来店されたお客様が、こんなふうにつぶやくならば
間違いなくその商品は差別化できている。
差別化どころか、そのお客様にとってオンリーワン商品、オンリーワンショップだ。
差別化という言葉はよく耳にしますし、そうしたいと思っても、どう考えればいいの?
という方は多いのではないだろうか。
今日は、過去blogの振り返りをお休みして、今の私が考える差別化についてお話します。
もしも、あなたがまだお店を始める前であれば、できれば初めから差別化できる商品で勝負することをお勧めしたい。
いわゆるブルーオーシャンで。誰もいない海であればすいすい泳げる。
競合の多い商品の中でひしめき合いながら1等賞になるのは、前者にくらべ労力が何倍にもなるからだ。
あなたの商品は、どれに当てはめたいですか?
パン屋さんになる!ケーキ屋さんになる!など明確な目標がある場合は
その市場の中での差別化を考える必要があるけど、ここでは、取扱い商品は何にしよう
と考えている場合を想定しています。
2つを組み合わせたり、1つにしぼったりして差別化を計画してみてくださいね。
1、品質の差別化:高品質、最高の〇〇をつかっている
⇒よく見るメッセージ。正直普通になっている。
「国産」より「〇〇の大地で育った黄色いじゃがいも」などが
記憶に残りやすい。
2、価格の差別化:高価格、または激安
⇒激安にすると、価格競争では大手企業には絶対勝てないので、個人店が
できるのは、高価格での差別化。もちろん商品力ありき。
3、味の差別化:食べればわかるダントツの味
⇒これ、そうなんだけど、一口食べてくれるまでに差別化が必要なので
腕をみがきつつも、ここでは一旦おいておこう。
4、希少性での差別化:珍しい野菜など、競争相手がそもそも少ない商品
⇒競争相手がそもそも居ない?それは、ニーズがないから?
それとも、ニーズが発掘されていないから?
何十年も前からあるけど、大ヒットには及ばず、じわじわと時間をかけて
人々の生活に必要となっている商品。
これがニーズ発掘の可能性をもつ、将来性のある差別化。
5、商品特化での差別化:たった1つの商品に絞り込むことで差別化する。
⇒たくさんある商品の中で、1アイテムのみに絞り込み特化するやり方。
食パン専門店など。
6、キャラクターでの差別化:お店の店主がとにかく人を惹きつける魅力を持つ。
⇒これは、誰にでもできるというものではないので、その素質を持つ人は
大いに発揮してほしいものです。こういう人は人脈もすごいのです。
もう、これこそがブランドになるので、自信をもって。
7、カリスマ性での差別化:先生、憧れ、リスペクト。
⇒カリスマの時代はとっくに過ぎているけれど、少数派ではありますが、
存在します。
カリスマは生き残っています。
〇〇パティシエが作ったザッハトルテ!
〇〇さんのアップルパイは特別おいしいし、幸せな気分になる。など。
8、居心地の良さを提供するという空間での差別化:スタバなど
などなど。
とんがった商品を探してみましょう。