コンセプトを決めるための3ステップ-その1「価値」
お店を始めるにあたって、何より大切なことは「ブランディング」だ。
言い換えれば、「唯一無二の価値」。
自分の店が休みの時に、他のお店で代えがきくようではブランディングに成功しているとは言えない。
ブランディングの軸となるコンセプトをどうつくるのか、10年前を振り返る。
<お店誕生前のブログ記事より>
うちのお店のコンセプトをどうするか。
それによって、今後の商品展開、販促方法が大きく変わってきます。
でも、いきなりコンセプトが言葉になって出てくるくらい
才能があったら良いのですが、、、
ここはじっくり抽出作戦と行きましょうか。
あ、その前に何を扱うお店を出すのかについて何も
お話していませんでしたね。
うっかり(汗;)
大分類としては「デリカショップ」です。
最終的には絞り込んだ商品群で展開予定ですが
それは、オープンまであたためておきます。
コンセプトを決めるためには、次の3方向から想いを出してみると
的をしぼった答えが出てくると考えています。
1.価値=>お客様の本当の購入目的とは
2.差別化=>うちの店でなければならない理由とは
3.ターゲット=>うちの店、商品に価値を感じてくれるお客様とは
今日は
1.価値=>お客様の本当の購入目的とは
について、想いを書きだしてみます。
この商品を買ったら、その先にどんな価値が生み出されるのか・・・
・おしゃれなデリで豊かな食卓 ⇒ 家族の喜ぶ顔 という価値
・女子会への気の利いたお土産として ⇒ 一歩先行く優越感
・週に一度は手の届くぜいたく ⇒ 自分へのご褒美
・いつもの献立の+1デリとして ⇒ 便利、簡単、選べる楽しさ
・素材も調味料も全てが公開されているから安心
⇒ 主婦としての満足感
ん~・・・ありきたりすぎる。
どこにでもありそうな価値だわあ。
甘い!
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<ここからは10年目の検証>
ここで購入者として設定されていたのは
「日々の料理を家族のためにつくる主婦(主夫)」だったが、
実際のお客様の目的は
1位「ギフト需要」。
2位「家族や親しい人の集まるパーティーメニューとしての需要。」
3位「日々の家族のための料理としての利用」
その目的を達成するための価値はそれぞれ異なるが、共通しているのは
「大切な人が笑顔になるギフト」である。
そして、それは購入者自身の笑顔も共にある。
笑顔を作り出すための「価値」ってどうすればいいの?
を深堀すると商品設計、工程、パッケージ、PRなどにおいて答えが出てくる。
お客様から見た価値を考えるには、まずお客様(ターゲット)設定が必要となる。
でも、最初はぼんやりと形になっていないのが普通。
まずは、自分という人物をターゲットにして考えてみる。
自分を喜ばせる価値だ。
次回は「差別化」について振り返る。
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